涼を味わう
- 7月1日
- 読了時間: 2分

夏になると、涼しさを探します。
冷たい水。風の通る木陰。夕暮れに聞こえる風鈴の音。
日本には昔から、
目で涼を感じ、音で涼を感じ、香りで涼を感じる文化がありました。
今年の七月は、そんな「味わう涼」をテーマにしました。
結晶カカオ

今月お届けするのは、結晶カカオです。
結晶カカオは、カカオごとが考案した新しいカカオ菓子。
一般的なチョコレートとは異なり、暑い季節でも、ゆっくりと味わえるよう仕上げています。
今月は、カカオパルプの果実感と、マカンボのやさしいコクを合わせた、白い結晶カカオをベースにしました。
カカオの果実

カカオの実を割ると、白い果肉が現れます。
これがカカオパルプです。
白桃やライチを思わせるみずみずしい甘さと酸味。
チョコレートになる前だけに味わえる、カカオ本来の果実です。
今回は、その果実感を生かした結晶カカオに仕上げました。
三つの味わい

今月は、三種類をご用意しました。
グリーンレーズン
グリーンレーズンを包み、タンザニア産 Kokoa Kamili のカカオニブを合わせました。
果実のみずみずしい甘さのあと、マスカットを思わせる華やかな香りが広がります。
レモンピール
レモンピールとタンザニア産 Kokoa Kamili のカカオニブを包みました。
柑橘の爽やかさと、カカオの奥行きが重なり、軽やかな余韻を残します。
マカンボ
マカンボを添え、中にもマカンボを包みました。
カカオの近縁種ならではの、やさしいコクとクリーミーな風味をそのまま味わえる一粒です。
タンザニアの香り

今回使用したカカオニブは、
タンザニアKokoa Kamili。
マスカットや柑橘を思わせる、華やかな香りが特徴です。
グリーンレーズンやレモンピールと重なり、夏らしい軽やかな余韻を生み出してくれます。
マカンボという素材

マカンボは、カカオの近縁種です。
マカンボとの出会いは、数年前のパリ・サロン・デュ・ショコラでした。
エクアドル・アマゾンに育つその実は、ほんのり乳白色で、カカオとはまた違う、やさしいコクとクリーミーな風味があります。
カカオパルプと合わせることで、果実感とまろやかさが調和した、今回の結晶カカオの土台となりました。
七月の茶会

見た目は静かに。
口に入れると、果実が現れ、カカオが香り、余韻がゆっくりと広がる。
冷たさだけではない、夏の涼。
カカオティーとともに、静かな夏のひとときをお楽しみください。

